能見白星逃すも収穫あり「内容自体は次につながる」

＜神・中＞５回表１死、一塁ベースカバーに走る能見

セ・リーグ 阪神４－３中日

（4月2日 京セラＤ）
　阪神の能見は７回６安打３失点ながら、初勝利はならなかった。「コントロールが良かった。もうちょっとばらつくかなと思いましたけど」。

　３回は３者連続三振を奪うなど、序盤は切れ味鋭い直球と宝刀フォークがさえた。しかし、４回１死一、二塁で侍ジャパンのチームメートだった井端に先制の左前適時打を浴びると、その後も味方打線が２度リードしながらいずれも追いつかれた。スタミナ面の不安も心配されたが、中西投手コーチは「よく投げた。次は勝ってくれる」と及第点。能見も「内容自体は次につながるというか、しっかり粘るところは粘らないと」と、収穫と課題を口にした。