浦和学院 16点差爆勝 感激の森監督「うれしいの一言です」

[ 2013年4月3日 15:07 ]

第85回選抜高校野球大会決勝 浦和学院17-1済美

(4月3日 甲子園)
 浦和学院の猛打が爆発し、16点の大差をつけて初優勝を飾った。

 2回に1点を先制されたものの、5回に自慢の打線が爆発。無死2、3塁から小島の左前2点適時打で逆転に成功すると、結局打者12人で5連打を含む8安打を集中して7得点。6回に2点を加えた後、8回にも打者12人で6安打に3四死球を絡めて8点をもぎ取り、決勝の舞台で17得点の圧勝となった。

 2年生エースの小島からウイニングボールを送られた森士(おさむ)監督(48)は「もう、本当に、うれしいの一言です」と感激の面持ち。序盤は済美のエース安楽に苦しめられたが、「中盤の疲れたところでうまく点が取れた。選手がよくやってくれた」と愛弟子たちをたたえた。

 3安打3打点の3番・山根主将は「いや、もう、うれしいです」が第一声。「小島が頑張って抑えてくれていたので助けたい気持ちで打った」と殊勲の場面を振り返り、完投勝利の小島は「先輩たちがたくさん点を取ってくれたので楽に投げられた。夢みたいです」と初々しい笑顔を浮かべた。

 ▼プロ野球広島・大竹寛投手(浦和学院OB)の話 悲願の優勝で本当に良かったです。おめでとうございます。大変難しいこと、偉大なことだと思う。OBとしてもうれしいです。

 ▼プロ野球西武・坂元弥太郎投手(浦和学院OB)の話 とにかく(選手が)楽しそうにやっていた。僕らは出るだけで緊張した。優勝はなかなかできるものじゃない。あらためて刺激を受けた。OBの僕も頑張らなくちゃいけない気持ちになった。

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2013年4月3日のニュース