中畑DeNA“天敵”に逆転負けも…今年は一味違う!?

[ 2013年4月3日 22:33 ]

<D・巨>8回、巨人に押し出しで追加点を与え、顔をしかめる中畑監督

セ・リーグ DeNA8―10巨人

(4月3日 横浜)
 今年のDeNAは一味違う!?初回、巨人に先制を許したものの、その裏1死一、二塁から4番・ブランコの左翼線2点適時二塁打で逆転。巨人に再びリードを許した3回には1死二、三塁から、またもブランコが右中間スタンド最上部へ豪快な2号3ランを放ち逆転。巨人の先発・杉内KOし、4回にも1点を加えた。

 ところが、先発のソトがピリッとせず、1~3回に1点ずつ失うと、3点リードの5回には一、二塁からボウカーに左中間への2点適時二塁打を浴びて降板。救援陣も踏ん張れず、結局この回大量6点を失った。

 それでも諦めない。7回に1点を返すと、再び3点差とされた8回には無死満塁から内村の中犠飛で1点を返し、なお2死一、三塁で打席にブランコと、一発が出れば逆転の場面もつくった。

 ナインの勝利への執念を象徴していたのが、8回無死一、二塁で打席に立った主将・石川だった。ファウル、ファウルで粘って山口に実に16球投げさせ、最後は一塁にヘッドスライディングで内野安打。無死満塁とチャンスを広げ、巨人を慌てさせた。

 「勝ちたいという気持ちが最後の最後まで出ていた。守り切れなかったのは残念だけど。(先発の)ソトに勝ちをつけたいと思い、5回まで引っ張ってしまったのは私の(采配)の反省点」と中畑監督。

 古巣・巨人を迎えての本拠地開幕戦。昨季4勝17敗3分けと大きく負け越している“天敵”を苦しめたが、無念の逆転負け。「戦い姿勢としてはいい。でも今年はそんなこと(姿勢)より勝たないと…結果的に負けてしまったのは悔しい」。就任2年目は勝負の年。善戦だけじゃ満足なんかしない。

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2013年4月3日のニュース