スクイズサイン出る前に…井端「さっさと」サヨナラ打

＜中・日＞１１回、１死満塁井端は中前サヨナラ打を放ちガッツポーズ

交流戦 中日１－０日本ハム

（6月11日 ナゴヤＤ）
　中日は１１日、延長１１回の熱戦を制し日本ハムにサヨナラ勝ち。今季３度目のサヨナラ勝ちで、本拠地ナゴヤドームの連勝は引き分けを挟み８に伸びた。

　中日・岩田、日本ハム・多田野の両先発はお互いに走者を得点圏まで進めながらも得点を許さない好投。９回には日本ハムが１死満塁、中日が１死一、二塁と得点機を作ったものの、あと１本が出ず延長戦へ突入した。

　中日は１１回、２安打と四球で１死満塁と再度サヨナラの好機を作ると、井端が前進守備の間を抜く中前打を放ちけりをつけた。お立ち台に登ると「（高木監督から）スクイズあるぞと言われていたので、サインが出る前にさっさと打とうと思いました」とニヤリ。９回１死一、二塁の好機では三振に倒れていたものの、２度目の決定機はきっちり決めて胸を張った。