城島「下手くそはうまくなるしかない」

[ 2012年2月2日 08:30 ]

投内連係で一塁の守備についた阪神・城島

 「一塁・城島」がキャンプ初日からいきなりお披露目された。

 城島は言った。「やるからには今の自分のベストのことをやらないと。一塁はほとんどやったことがないから、下手くそはうまくなるしかない。任される可能性があるならしっかりやらないと。プロですから」。

 フリー打撃では47スイングで柵越えは5発。「バットに当たっただけでいい。人が投げるボールを打つのは久々だったから」と言いながら、鋭い打球を連発した。一塁手としては主砲ブラゼルとポジションを争う。例年、打撃は個別で調整していた城島だが、この日は全体練習に参加。一塁手としての競争心が刺激された証拠だった。

 本業はあくまで捕手。「僕は常々、キャッチャーというポジションにプライドを持っていますと思ってますから」と話すなど思い入れは強いが、城島は現状で何ができるかを考えている。「ケガだけは同じことはできない。できる範囲でベストを尽くす」。一塁手として一歩でも前進を。城島の、新たなチャレンジの春がスタートした。

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2012年2月2日のニュース