規格外のペーニャ 王会長「“あんなの獲得して…”と言われないで済む」

[ 2012年2月2日 06:00 ]

フリー打撃で快音を響かせるソフトバンク・ペーニャ(右は王会長)

 球場に衝撃が走った。メジャー通算84本塁打の実績を持つソフトバンクの新外国人・ペーニャが初日から規格外のパワーを見せつけた。

 フリー打撃の初球を低いライナーで左翼席に叩き込むと、その後も左翼場外弾、スコアボード直撃の推定150メートル弾など41スイング中14本の柵越えを記録した。

 「あまり強く振ると空振りする。7、8割の力でしっかりとコンタクトして、見ている人を喜ばせたかった」。1メートル91、118キロ。メジャー時代には左翼席着弾まで2・81秒の弾丸アーチも放った。

 一方で三振率32・8%の粗さもある。打撃を見守った王貞治球団会長は「凄かった。これで“あんなの獲得して…”と言われないで済む」と大喜び。「キャンプ初日の打ち方が、シーズン最後と同じになるように心掛けている」とペーニャ。リーグ3連覇を目指す打線に「世界の王」も認める長距離砲が加わった。

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2012年2月2日のニュース