先発案もあった 権藤コーチ「浅尾の代わりはいない」で今季も後ろ

[ 2012年2月2日 17:11 ]

ブルペンで投げ込む中日・浅尾

 中日の浅尾は「感覚は悪くない。フォームも固まってきつつある」と笑顔で話し、プロ6年目を順調に滑り出した。

 初日からブルペンに入り、降り注ぐ沖縄の陽光の下で小気味よく捕手のミットを鳴らした。2日も捕手を座らせて直球ばかり45球を投げ込んだ。「まだ球はあまりいかなかった」。第1クールはフォーム固めに専念し、第2クールから変化球を織り交ぜていく予定だ。

 キャンプ前、首脳陣は先発起用も考えたという。だが権藤投手コーチは「先発の駒はそろう。勝ったまま任せられる投手は何人もいない。浅尾の代わりはいない」と今季も後ろを託す考えだ。

 浅尾自身も「いまのポジションでやりたい」とこだわりを見せる。「自分が出てくれば大丈夫だという投手になりたい」。リーグ3連覇のキーマンとして、右腕はさらなる高みを見据える。

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2012年2月2日のニュース