渡辺「最高!」成瀬と相性抜群!殊勲V打で連敗脱出

[ 2011年6月4日 06:00 ]

<横・ロ>8回、左適時二塁打を放ち、ガッツポーズの横浜・渡辺

交流戦 横浜3-1ロッテ

(6月3日 横浜)
 冷静沈着な横浜・渡辺がガッツポーズを繰り返した。8回に飛び出した勝ち越し二塁打。連敗を止める移籍後初決勝打で、初のお立ち台もゲットした。

 「最高です。吉村、細山田がつないでくれた。ここで決めなきゃ男じゃないと思って打席に入った」。1―1の8回2死二塁。相手の成瀬は好投手だが、昨季までの4年間で36打数12安打、打率・333と相性は抜群だ。ファウルで粘って2ボール2ストライクからの7球目。狙っていた140キロの高め直球をしっかり仕留めた。

 1日のオリックス戦(京セラドーム)から1番に座る。昨季まで在籍した楽天で08年には105試合で務めた打順だ。これで2試合8打数4安打2打点と水を得たように暴れ回っている。派手さはないが、得点圏打率・429はリーグ2位と勝負強さも発揮。いぶし銀は「待っている球を一発で仕留める集中力かな」と笑う。

 借金を1桁の9に戻した。「連敗しても暗くなんてない。みんな戦う姿勢はありますよ」。下を向かないのが渡辺流。結果はおのずとついてくる。

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2011年6月4日のニュース