楽天 WBCメキシコ代表5番打者獲得

[ 2011年6月4日 06:00 ]

 楽天がメキシカン・リーグのモンテレーで活躍するルイス・アルフォンソ・ガルシア内野手(32)を獲得することが3日、分かった。1年契約で2年目は球団が選択権を持つ。7日にも正式発表される。

 球団はシーズン開幕前から一塁を守れる大砲として5選手をリストアップ。調査を続け、先月下旬から楠城編成部長がメキシコと米国を回って最終チェックしていた。候補の中にはレッズやレッドソックスなどでメジャー通算77本塁打を記録しているウィリー・モ・ペーニャらも含まれていたが、金銭面など総合的な判断でガルシアに白羽の矢を立てた。

 メジャー経験がないガルシアだが、05年からプレーするメキシカン・リーグでは今季49試合で打率.276、7本塁打、41打点。06年WBCでは母国代表の5番打者も務めている。チームは、昨年6月に獲得したルイーズが打撃不振で一塁守備にも不安がある。球団関係者は「本来はDHである山崎選手の守備の負担を減らすため、一日も早く、一塁を守れる外国人を補強する必要があった。ガルシアは守備も無難にこなせる」と説明。得点力不足に悩むチームの救世主として期待されている。

 ◆ルイス・アルフォンソ・ガルシア 1978年11月5日、メキシコ生まれの32歳。97年に投手としてレッドソックスと契約し、翌年から野手へ転向。メジャー経験はないが、04年にドジャース傘下3Aラスベガスで打率・314、32本塁打、95打点をマーク。06年WBCのメキシコ代表。1メートル93、82キロ。右投げ右打ち。

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2011年6月4日のニュース