斎藤 2回2失点も144キロ計測!「不安なし」

[ 2011年6月4日 18:14 ]

 左脇腹を痛めて2軍で調整している日本ハムの斎藤佑樹投手が4日、千葉県鎌ケ谷市で行われたイースタン・リーグの横浜戦で先発し、故障後初めて実戦マウンドに上がった。5月8日以来の登板は2回2失点だったが「全力で投げられたことが一番。不安は全くなくなった」とすっきりとした表情を見せた。

 直球は最速で144キロを計測。内外角を使い分け、空振り三振に取った井手への変化球は低めに決まった。だが、1回には1番打者の梶谷に高めの直球を右中間フェンス直撃の二塁打にされた。その後も連続でゴロを打たれて失点。2回には高森に右中間へのソロ本塁打も許した。

 島崎投手コーチは「腕を振ってストライクゾーンに投げてみて、痛みがなければOK。細かい制球は徐々に」と話す。だが、斎藤自身は「力を入れた時の真っすぐが中に入ってしまった」と納得はしていない。

 五十嵐2軍監督は今後の2軍での登板を「次は1週間後でしょう。目安としては、あと2度くらい」と説明。投球回数も徐々に伸ばしたいとしている。斎藤も交流戦明けの6月末からの1軍復帰を目指し「先発としての役割を果たしたい」と意気込んだ。

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2011年6月4日のニュース