東都大学野球開幕 甲子園春夏連覇の島袋 デビュー戦は●

[ 2011年4月5日 16:53 ]

<東都大学野球 駒大-中大1回戦>先発した中大の島袋

 東都大学野球春季リーグは5日、神宮球場で開幕して1回戦2試合を行い、2連覇を狙う国学院大と6季ぶり1部復帰の駒大が先勝した。

 中大は昨年に興南高(沖縄)のエースとして甲子園大会で春夏連覇を達成した左腕島袋が先発で神宮デビューを果たしたが、敗戦投手となった。中大で1年生開幕投手は、現在チームを率いる高橋監督が大学時代の1963年春にまでさかのぼるという。

 だが、島袋は1回に失策で1点を失い、5回に長短打と盗塁、守りの乱れも重なって逆転を許し、4失点で降板した。「変化球でストライクが取れず、自分のリズムで投げられなかった。高校と違って簡単に空振りはしてくれない。楽しみにしていた一日が悔しい一日になった。でも、次は必ず…」と高語った。

 高橋監督はオープン戦の好投で開幕登板を決め、2日前に通告した。「まだ18歳だし、実力はあんなものじゃない」と沢村(現巨人)の背番号18を継いだ島袋をかばった。

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2011年4月5日のニュース