巨人守護神 山口に決定!上原以来日本人4年ぶり

[ 2011年4月5日 06:00 ]

抑えに内定した巨人の山口

 巨人の今季最大の懸案だった守護神について、山口鉄也投手(27)が務めることが決定的となった。

 ジャイアンツ球場で練習を終えた川口投手総合コーチは「アルビー(アルバラデホ)は抑えとしては厳しいかな」として、最有力候補だった新外国人の守護神失格を示唆。3日の中日戦(ナゴヤドーム)で1イニング持たず、2失点降板した越智もファーム降格したことから左腕に白羽の矢が立った。山口は08年から救援として3年連続60試合以上に登板。09年は9勝1敗44ホールド、防御率1・27で最優秀中継ぎ投手賞を獲得するなど、実績は申し分ない。

 一方で、昨季ヤンキース傘下3Aスクラントンでリーグ新記録の43セーブをマークしたアルバラデホは、実戦9試合で防御率6・55と安定感を欠いている。同コーチは「まだ言えない。いろいろ考えている」と明言は避けたが「(中継ぎの)ロメロの方が安定感があるから一歩リードしているけど、アルビーは潜在能力がある。2イニングをきっちり抑えてくれれば」と巨漢右腕をセットアッパーとして起用する方針。2軍降格した越智の穴をアルバラデホ、ロメロ、西村で埋めて山口へとつなぐことが、現状ではチームの勝利の方程式となりそうだ。

 開幕まで実戦は残り3戦。5日から阪神2連戦(相模原)、8日の横浜戦(横浜)は新守護神・山口につなぐ本番モードで戦う。クルーンからバトンを受け取る左腕が、07年の上原(現オリオールズ)以来4年ぶりの日本人守護神としてマウンドに立ちはだかる。

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2011年4月5日のニュース