東都大学５日開幕！島袋　開幕戦で先発デビュー濃厚

初めてのリーグ戦に向け中大グラウンドのブルペンで調整する島袋

　東都大学野球の春季リーグ戦が５日、神宮球場で開幕する。今季は東日本大震災によるプロ野球の日程変更を受け、変則日程で開催される。午前１０時から国学院大―亜大、中大―駒大で開幕するが、中大はルーキー左腕、島袋洋奨投手（１年）が先発濃厚。昨年、興南（沖縄）のエースとして春夏甲子園を連覇した左腕が、東都に新風を巻き起こす。

　開幕戦でいきなり先発デビューが濃厚な中大の島袋は「まず１勝したい。常に自信を持って練習してきました。その自信をなくさないようにやっていく」と力強く話した。すでに法大など強豪との練習試合で好投し、実力は実証済みの左腕に高橋善正監督も「制球がいいし、ダテに勝っていない。実力があれば１年生でも先発で使うのは当然」と言い切る。高校時代の金属から木製に替わったバットへの対応策として、力で負けない高めを多く使うなど配球も変わってきた島袋は「試合になったら学年は関係ない。思い切ってやるだけです」と意気込んだ。

　▼中大・杉沼慶主将　一戦一戦しっかり勝つことで優勝につなげたい。一生懸命やるだけ。　

　▼国学院大・清水隆弘主将　日本一を見据えてやってきた。投手中心の守りの野球で勝ちたい。

　▼東洋大・鈴木大地主将　目標は春５連覇と大学選手権連覇。チームの勝利に全力を注ぎたい。

　▼青学大・木野学主将　野球ができることに感謝したい。守りからいい攻撃につなげたい。

　▼亜大・青柳匠主将　今年のテーマは「覚悟」。この春は覚悟を決めて優勝を目指す。

　▼駒大・岡将吾主将　チーム全員でがむしゃらになってやる。１部復帰即優勝を狙う。