東北 センバツ開催決まれば19日大阪入り 

[ 2011年3月17日 06:00 ]

選抜高校野球大会に向け練習する上村主将(右)ら東北高ナイン

 東日本大震災の影響で第83回選抜高校野球大会(23日から甲子園)への出場が危ぶまれていた東北(宮城)は、この日までに全選手の家族の無事を確認。18日の臨時運営委員会で大会開催が決まれば、大会メンバーを含む29人の部員が19日にバスで山形まで移動し、空路で大阪に入ることになった。

 移動のメドが立たずに欠席した15日の抽選会で、1回戦最後の第6日(28日)に大垣日大(岐阜)と対戦することが決定。チームは一夜明けたこの日も全体練習を行う環境は整わず、部員56人は学校近くの避難所で給水活動の援助をする組と個人練習組の二手に分かれて行動した。大会に出場する判断は下されたが、我妻敏部長(28)は「近くの街は壊滅状態だし、手放しで“やった”と喜んでる選手はいない。心境は複雑です」と話した。同校は20日に甲子園練習が予定されている。

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2011年3月17日のニュース