城島1000万円寄付 手術後初の実戦マスクも

[ 2011年3月17日 06:00 ]

<神・オ>日の丸の刺しゅうが入ったミットでプレーした城島

合同練習 阪神5―1オリックス

(3月16日 甲子園)
 阪神・城島健司捕手(34)が16日、東日本大震災の被災者支援へ、日本赤十字社などを通じて総額1000万円の義援金を送ることを決めた。

 「微力というか、これでどうこう変わるとは思わないけど、小さなものが大きなものに変わるといい。何もしないでおける状況じゃない」。球団も1000万円の義援金を発表したが阪神の選手個人では最も早く動いた。

 戦うための準備はしっかりと進めている。16日、甲子園球場で行われたオリックスとの実戦形式の合同練習で「7番・捕手」として先発出場。昨年11月9日の左膝半月板の縫合手術後初めて実戦でマスクをかぶった。「これがキャッチャーとしてのスタート。帰って石原さん(チーフトレーナー補佐)に抱きつきながら、苦しいリハビリを思い出して一杯やろうと思う」と笑みを浮かべた。

 3回までの出場で藤原、福原をリードし、スコアボードに0を並べた。3回には、福原の投球を捕球できずに後逸。「やってしまいましたね」と頭をかいた。打っては第2打席で左翼線へ適時2点二塁打も放った。

 真弓監督は、「このまま順調にいってくれたらね」とひと安心だ。18日のオリックスとの合同練習で5イニングを予定。その後、マスクをかぶる時間をのばしていく。

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2011年3月17日のニュース