雄星 震災後初の実戦で“気迫”の直球勝負

[ 2011年3月17日 06:00 ]

紅白戦で、2回3失点の菊池

西武紅白戦 紅組1―7白組

(3月16日 西武ドーム)
 岩手県出身の西武・菊池が、西武ドームでの紅白戦に7回から登板。2回を3安打3失点ながら、球速が出にくいとされる同球場で145キロをマークするなど、気迫の直球勝負を挑んだ。「初回は置きにいってしまったんですけど、2イニング目は腕が振れたと思います」と菊池。

 震災後初の実戦登板で、複雑な思いを胸にマウンドに上がった。「正直、野球でどうこうとかは考えられない。練習したグラウンドや、家族と行った砂浜とかが跡形もなくなっているので…」と悲痛な表情。開幕延期が議論されることには「軽々しく言えないですけど、被災者の方の気持ちが一番だと思うので今、野球をやっていいのかなとは思います」と語った。

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2011年3月17日のニュース