楽天選手に衝撃「試合のことなんて忘れてしまいそう」

[ 2011年3月11日 20:35 ]

オープン戦を打ち切り、急いで球場を後にするプロ野球楽天の球団関係者

 東北・関東大地震の被害を受けた仙台市を本拠地とする楽天の選手やスタッフは11日、兵庫県明石市でのオープン戦後、家族らの安否を案じた。電話で連絡を取った先発の青山は「嫁は大丈夫だったが、泣きべそをかいていた。試合のことなんて忘れてしまいそう」と硬い表情を浮かべた。

 星野監督は「選手も気が気じゃないだろう」と心配そうな様子。チームはすぐに仙台に戻れない。池田広報部長は兵庫県芦屋市のホテルで「現地は停電で雪も降っている。施設の被害よりも、まずは人命の確認に努めている」と説明した。選手全員と家族の無事を確認した。

 広島の栗原は広島市での試合後、山形県天童市の実家を心配した。「電話がつながらない。大丈夫だと思うけど、心配です」と不安そうな表情を見せた。

 2軍の教育リーグも15日までの6試合の中止が発表された。

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2011年3月11日のニュース