松井3の0も昨季リーグ覇者が警戒「信用するな」

[ 2011年3月11日 06:00 ]

<レンジャース・アスレチックス>4回、オデイ(右)の前に捕邪飛に倒れた松井(左)は打球の方向をみつめる

サプライズ アスレチックス

(3月9日 アスレチックス2―9レンジャーズ)
 昨季のリーグ覇者がゴジラ警報を強めた。アスレチックスの松井秀喜外野手(36)が9日(日本時間10日)、レンジャーズとのオープン戦に4番・DHで先発も、4回は甘く入った横手右腕オデイのスライダーを打ち損じ捕邪飛。6回は守護神フェリスの94マイル(約151キロ)直球をはじき返したが、中直に倒れ3打数無安打に終わった。

 「(4回は)ちょっと当たりが薄かった。でもスイングは悪くなかった」。今オープン戦は14打数1安打、打率・071。だが、敵将ロン・ワシントン監督は「オープン戦の状態に惑わされてはいけない。マツイを信用するなってね。彼をリスペクトしないと、後で本当に痛い目に遭う」。実際、捕邪飛の球以外は3打席とも厳しいコースを突いており、ベンチ観戦したレ軍・建山も「松井さんの打席になると、うちの投手が凄い警戒していた」と要注意ぶりを明かした。

 試合前にはボブ・ゲレン監督から3日連続での起用を伝えられた。フリー打撃後に打撃ケージで右も合わせて64スイング。フォーム固めにも余念がない。「甘いボールを確率良く打たないと結果は出にくい」。課題は分かっている。あとは1つずつ乗り越えるだけだ。

 ≪アスレチックスのユニは「ゴジラの色」≫松井が大リーグ公式サイトのインタビューを受けた。その様子は約5分間の映像にまとめられており、松井は今季からア軍が日曜日のホームゲーム等で使用する黄色を基調とした第3ユニホーム姿を披露。ア軍については「(チームカラーの)緑はゴジラの色でもあるから気に入っている」と新天地への愛着を口にした。

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2011年3月11日のニュース