大石 開幕2軍危機!球速出ず暴投、ボークも…

[ 2011年3月11日 06:00 ]

<西・巨>5回を投げ終えてベンチに戻る西武の大石

教育リーグ 西武6―1巨人

 西武のドラフト1位・大石(早大)が開幕2軍スタートの危機に立たされた。初の本拠地マウンドで、巨人2軍を相手に先発して5回5安打1失点。「プロ初白星」を挙げたものの、早大で155キロを誇った直球の最速は138キロ止まり。「前回よりも切れは良かったけど満足のいく球ではない。もっと真っすぐの威力を上げないと」と試合後は課題を口にした。

 西武ドームの球速表示は他球場より出にくいと言われるが、この試合の平均は134キロ。大石は「上下のバランスが良くない。上半身と下半身がうまく連動していない。大学時代のフォームに戻したい」と表情は厳しい。さらには3盗塁を許し、変化球の制球も乱して2暴投。ボークも犯すぴりっとしない内容には「課題がたくさんありすぎる」と頭を抱えた。

 首脳陣は大石を先発投手としてじっくり育てる方針を示している。仮に開幕ローテーションに入れなければ、当面は2軍スタートで先発投手の調整をさせていく方向だ。次回登板は15日、オリックス戦(西武ドーム)の予定。大石にとってこのマウンドが開幕ローテーション入り、そして開幕1軍をかけた最終テストとなりそうだ。

 ▼オリックス・依田スコアラー 大石はまだまだ本調子じゃないね。牧田は面白い。1軍でやる力は十分にある。

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2011年3月11日のニュース