阪神オーナー 城島獲りへお金は「惜しみなく使う」

[ 2009年10月16日 06:00 ]

 大リーグ、マリナーズの城島健司捕手(33)の獲得方針を固めていることが明らかになった阪神は15日、沼沢球団本部長が「(スポニチに)出ていましたね。今どうこうはコメントできない」と慎重な発言に終始する一方で、坂井オーナーは「無尽蔵というわけではないけれど、(お金は)惜しみなく使わないといけないと思ってます。ファンの方に期待していただけるような補強ができればいい」と話した。既に阪神側では城島を三顧の礼で迎えるべく、年俸5億円以上に加え、出来高払い、複数年契約などの付帯条件にも応じる用意を整えている。

 城島は2009~11年までの3年総額2400万ドル(約21億6000万円)の契約を結んでいるが、日本球界復帰を選択した場合、残りの契約を破棄できる特記条項を含んでいる。その中、関係者によると、今季71試合の出場で終わった城島はより多くの出場機会を求めて日本復帰を視野に入れているという。
 「いつでも他球団から声を掛けられるような選手でいなければならない」というのが城島の持論。別府大付時代は甲子園出場の夢はかなわなかったが、過去には「甲子園に出ることよりもプロ野球選手になりたいという思いが強かったので、スカウトの目に留まりやすい学校を選んだ」と話していた。それから10余年。縦ジマのユニホームに袖を通し、甲子園でプレーするのは自らの決断ひとつの状況となっている。

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2009年10月16日のニュース