ドジャース 四球与え、長打で失点

[ 2009年10月16日 15:32 ]

フィリーズ先勝!ルイス&イバネスが豪快3ラン

 【ドジャース6―8フィリーズ】14安打を放ち、6点を挙げても勝利には届かなかった。「むしろ失望したのはどれほど相手に四球を許したか。チャンスをつくり、ヒットを打っても、7四球を与えて勝つのは少し厳しい」。本拠地での初戦に敗れたドジャースのトーリ監督は静かに言葉を続けた。
 重圧の懸かる大舞台に弱冠21歳の左腕カーショーを送り込んだ。4回までは1安打無失点。それが5回に突如制球を乱した。「まったくの予想外だった」と同監督。ルイスに逆転3ランを浴びた直後に投手ハメルズにも四球。それでも2死まではこぎつけた。「そこで交代させる選択肢はあった」というが、決断の末の続投は裏目に出た。
 早めの継投が奏功した地区シリーズとは対照的に、最も警戒したハワードを2点二塁打で勢いづかせる結果となった。さらに、1点を追う8回はセットアッパーの左腕シェリルが2四球を許した直後の初球をイバネスに3ランされた。
 ただ、指揮官は短期決戦に後悔は無用と思っている。入念な分析と対策を重ね、昨季煮え湯を飲まされたハメルズを攻略。8回裏には2点を返した。「カーショーにはいい糧になる。あすも8回はシェリルに任せる。チームの雰囲気も何ら心配してない」と巻き返しに自信を見せた。(共同)

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2009年10月16日のニュース