まさかまさか杉内が3回もたず7失点KO…

[ 2009年10月16日 23:26 ]

3回、中島に2ランを浴びた杉内(中央)のもとに集まるソフトバンクナイン

 【ソフトバンク4―11楽天】試合後の杉内は、誰よりも早くロッカールームを離れた。3回途中7失点のKO。大事な初戦でのふがいない投球で、ソフトバンクは後がなくなった。エースはイヤホンをしながら、終始無言を貫いた。

 三者凡退で味方の攻撃が終わった1回裏。いきなり先頭の高須に本塁打を浴びた。「きょうは力んでいた」と秋山監督。抑えの利かない直球は高めに浮き、打ちごろのコースに入った。3本塁打、7失点ともに今季ワーストだった。
 誤算は杉内だけではない。4―7の6回。1死無走者から、中島の左前打を処理しようとした吉川がボールをつかみ損ね、さらに中継プレーで川崎が悪送球。単打のはずが2失策が絡んで三塁まで進塁を許し、決定的な3失点につながった。
 シーズン終盤から守備の乱れが目につき、地道なシートノックなどを繰り返してきた。15日も秋山監督は「守り勝つのが一番。ミスをいかに少なくするかが課題」と話していたが、実らなかった。信頼する左腕が打ち込まれ、守備も自滅。チームにとって、ショックの大きな敗戦となった。

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2009年10月16日のニュース