岩隈完投!4発先勝!ノムさん第2S王手です!

[ 2009年10月16日 16:56 ]

1回、先頭打者本塁打を放った高須(左から2人目)を迎える楽天の山崎武と野村監督ら

 【楽天11―4ソフトバンク】プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(3試合制)第1戦は16日、杜の都仙台市のクリネックススタジアム宮城で開幕しリーグ2位、球団創設5年目でCS初出場の楽天は先発岩隈が力投、杉内が先発した同3位のソフトバンクに11―4で先勝した。楽天は17日の第2戦で勝つか引き分けると、第2ステージ進出が決まる。

 先行のソフトバンクが1回、岩隈に9球で三者凡退に仕留められたその裏、楽天はいきなり今季シーズン1本塁打の先頭打者、高須が左翼スタンドへ先制ソロを叩き込んだ。1死後、鉄平が四球を選び、山崎武が空振りの三振に倒れたが、続くセギノールがバックスクリーン右へ大きな2ランを放ち、楽天は杉内から3点を奪うスタートとなった。
 楽天の勢いは止まらない。3回には、高須、鉄平の二塁打とセギノールの犠飛で2点を挙げると、伏兵・中島にも左翼ポール直撃の2ランが飛び出し杉内をノックアウトした。
 しかしソフトバンクも取られたら取り返せ!と反撃開始。4回、川崎と松田の連打と小久保の四球で1死満塁。オーティズがセンター前に打ち返し2点。その後、2死二、三塁となり、田上の二ゴロを高須がエラーし2点。岩隈はこの回4点を献上した。
 追加点の欲しい楽天は6回、2番手の大隣を攻め、1死三塁に草野がセンターにポトリと落ちる二塁打で1点を追加した。宮出の安打などでチャンスは続き2死満塁、渡辺直の中前打でさらに2点を追加した。
 7回にはこの人、山崎武がソロ本塁打。調子を取り戻した岩隈を盛り立てる。
 岩隈は9回、2死から田上に安打を許したものの後続を断ち完投。132球、被安打6の力投だった。これで野村楽天はCS第2S進出へ王手。

 第2戦の先発は楽天が田中、ソフトバンクはホールトン。
 第2ステージは21日から始まり、第1ステージの勝者がリーグ優勝した日本ハムと日本シリーズ出場権を争う。セ・リーグのCSは17日に中日―ヤクルト(ナゴヤドーム)で開幕。

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2009年10月16日のニュース