ノムさん熱血指導!…相手は“あのコーチ”

[ 2008年11月11日 06:00 ]

野村克也監督(右)は息子の野村克則バッテリーコーチを約2時間、マンツーマン指導

 秋季キャンプで鍛えるのは選手ばかりじゃない。楽天・野村監督はKスタ宮城に現れると、今キャンプ初めて室内練習場へ直行。ブルペン脇に陣取ると息子の野村克則バッテリーコーチ相手に、マンツーマンでたっぷり2時間にわたって徹底指導を行った。

 「目の付けどころ、ポイントを教えた。良い時はこう、悪い時はこうというふうにね。コーチも育てないとな」。終了後はにんまりした指揮官。まずは投手の現状について直接情報を収集。そのうえで、各投手の課題点、問題点を指摘しながら独自の“野村理論”を息子に叩き込んだ。

 今回は主に(1)体の開きが早いと球が上に抜ける(2)上体だけになると球が抜けるの2点を強調。来季、最低限の目標であるCS出場へ投手陣の整備は不可欠。岩隈、田中に続く主戦投手の育成へ“捕手目線”で指導を行うよう力説した。親子で濃密な時間を過ごした克則コーチも「ああした方がいい、こうした方がいいと言われるのは非常にためになる」と納得顔。名選手を育てる、名コーチの育成へ。名将はオフもフル回転だ。

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2008年11月11日のニュース