“岩村を押し退けた男”予想通り満票選出

[ 2008年11月11日 09:50 ]

米大リーグ、ア・リーグの新人王に選ばれたレイズのエバン・ロンゴリア内野手

 4月18日、レイズは前日までで大リーグ出場わずか6試合の新人ロンゴリアと6年総額1750万ドル(約17億1500万円)に達する契約を結んだ。球団に選択権のある3年間を含めると、9年総額4450万ドル。異例の契約は、飛び抜けた力の証しだろう。満票での新人王選出は、周囲の予想通りと言っていい。

 8月7日に死球で右手首を骨折。約1カ月間戦列を離れ、復帰後はしばらくフルスイングできなかった。27本塁打のスラッガーについてマドン監督は「けががなかったら最低35本は打っていた。来年はそれくらい打つだろう」と断言する。
 力強い三塁守備は捕球、送球とも高く評価されている。首脳陣が岩村を二塁に転向させたのもロンゴリアを三塁で起用するため。1試合だけ守った遊撃も難なくこなすなど、器用さもある。
 攻守に期待通りだった1年目を「自信はあった。慣れるのに1、2カ月かかったけど、それほど大変なことではなかった」と振り返る。23歳、スターへの道を遮るものが見当たらない。(共同)

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2008年11月11日のニュース