稲葉5打点!ハム、ハハハの“3連笑”

[ 2008年5月1日 21:35 ]

6回を3安打無失点で2勝目を挙げた日本ハム・吉川(中央)は、ナインを出迎え

 【日本ハム6―1ロッテ】日本ハムは今季2度目の3連勝。稲葉が1回に先制の右前打、6回に犠飛、7回に5号3ランを放ち、5打点の活躍だった。先発の吉川は6回を3安打無失点で2勝目。ロッテは3併殺が響き、今季2度目の4連敗を喫した。

 ≪“主砲”の響きに戸惑いながら…≫日本ハムの4番・稲葉がチームの6点のうち、5打点を挙げた。
 1回に右前へ運ぶ先制適時打を放ち、2―0の6回は左犠飛。7回には試合を決定付ける2試合連続の5号3ラン。小野の内角高めの球にうまく反応し、右翼席に叩き込み「しっかり自分の形で打てるようになった」と笑顔を見せた。
 3番から今季初の4番に座った前日は4安打2打点。慣れない“主砲”の響きに戸惑うというが、責任感あふれる35歳は「いい緊張感を持ってやれている。監督の期待に応えられた」と胸を張った。
 開幕直後は低迷していたが、打率はいつの間にか2割9分9厘に上昇した。昨季の首位打者が調子を上げ、チームはこれでロッテに3連勝。「自信になる。うちは勢いに乗れば勝ち進む」と新4番は自信を深めた。

 ≪新球スライダーで翻弄≫日本ハムの左腕、吉川は4月9日以来の2勝目。6回を3安打無失点と好投し「チームの勢いに乗って投げられた」と喜んだ。
 吉井投手コーチの指導の下、縦に変化するスライダーを習得。これがおもしろいように低めに決まり、4回と5回は併殺打でピンチを防いだ。左腕を下げたフォームも奏功し「いつも取れない変化球でストライクが取れ、うまく試合をつくれた」と満足顔だった。

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2008年5月1日のニュース