イチロー無安打 4月を2割5分で終える

[ 2008年5月1日 12:47 ]

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は30日、クリーブランドで行われたインディアンス戦に「1番・中堅」で出場し、4打数無安打だった。内容は二ゴロ、一ゴロ、二飛、二ゴロで打率は2割5分2厘。

 城島健司捕手は「8番・捕手」で出場、3打数無安打。内容は投ゴロ、右飛、右飛で打率1割7分7厘。チームは3―8で敗れた。

 ≪表情に揺れなし≫イチローは4月を打率2割5分2厘で終えた。過去7年の同月と比べて2番目に低い数字だ。「あと4、5本はほしかったという感じ。でも30のラインはぎりぎりクリアしているかな」。月間30安打を最低ラインに置いていたようで、辛うじてそこには届いたという状況か。
 イチローの表情に揺れはなく、いい、悪いは語らない。あと4、5本ヒットにできたという意味ではなく「単純な結果として、です」と短く補足する。プロセスを詳しく語らないのも例年通り。毎年4月は公式戦の雰囲気に体がなじんでくる時期ととらえているが、今年もそれは変わらなかったようだ。現時点でできることは「やったつもり」とはっきり言った。
 今年を含め、開幕から4月いっぱいまでの打率だけが3割を切っている。そして5月はメジャー現役最高の3割7分。気温上昇とともに今年もイチローの季節はやってくるのだろうか。心配する周囲の声は耳に入っているが「それは僕がどうこう言うことではない。そうやって楽しんでくれればいいと思います」と軽くいなした。(共同)

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2008年5月1日のニュース