オリ打線が一場KO!応えた小松3勝目

[ 2008年5月1日 21:38 ]

 【オリックス6―1楽天】オリックスの小松は変化球の切れがよく7回4安打1失点、自責なしの好投で3勝目。打線は4回に北川の犠飛と後藤の適時打で2点を先制。5回にラロッカの1号3ランなどで4点を加えた。楽天の一場は5回途中でKOされ2敗目。

 ≪小松“遅刻罰金男”の汚名返上≫自らの不注意で20万円の罰金を科せられたばかり。思わぬかたちで周囲の注目を集めたマウンドで、強心臓ぶりを発揮した。オリックスの小松が7回4安打1失点、自責点なしで3勝目。自己最多の9三振を奪う快投で、汚名を返上した。
 4月29日の試合前。デーゲームをナイターと勘違いし、練習が始まっても球場に姿を現さなかった。約3時間の遅刻。まだ入団2年目の投手の失態に、球団関係者からも「10分、20分の遅刻じゃない。先発も任されているし、それくらい自覚してもらわないと困る」と厳しく注意され、罰金も科せられた。
 しかし小松は「普通に投げられた」と変に気負うことなく、緩急つけたいつも通りの投球を披露した。コリンズ監督もチームトップの勝ち星を挙げた右腕に「遅刻なんて大リーグでは何回でもあることだよ」と気にするそぶりも見せなかった。

 ≪ノムさん“一場は次も負け覚悟”≫楽天は一場が期待を裏切った。制球の悪さは相変わらずで、4失点で5回途中にKO。野村監督は「駄目だな。ボールばっかりでチームの士気が下がる」と4四球の右腕を責めた。
 打線も小松を打ち崩せなかったが、野村監督にとってはそれ以上に一場の出来に不満。「もう1度投げさせないとしょうがないけれど、次回は負け覚悟だな」とぼやきは止まらなかった。

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2008年5月1日のニュース