青山抑え失敗をフェルナンデス救った

＜オリックス・楽天＞延長１０回２死二塁、フェルナンデスは勝ち越しの中前タイムリー打を放つ

　【楽天５―４オリックス】守護神の救援失敗を４番が救った。４―４の延長１０回、楽天のフェルナンデスが勝ち越しの中前打。４安打３打点でリーグトップの３６打点に「追いつかれたので勝てたのは大きい。強く叩きつけようと心掛けた」と笑った。だが５併殺に加え、９回に守護神・青山が代打・浜中に同点２ランを浴びる展開に野村監督は喜び半分。「疲れるわ。３甘（さんかん）投手や。先発の永井もコントロール甘い、フォークも甘い、顔も甘い。きょうは顔が甘いのがダメ。青山もマスクと一緒で甘い」と苦笑い。貯金３で２位のまま５月突入も「われわれは頂点を目指している。勝ち抜いて日本シリーズに出るには小さいことが大事。これじゃ日本シリーズを戦えない」と先を見据えていた。