【スキークロス】古野慧「メダルが手に届くところまで…本当に悔しいです」4人での決勝…銅まで0秒08差

[ 2026年2月21日 21:56 ]

ミラノ・コルティナ五輪第15日 フリースタイルスキー・スキークロス ( 2026年2月21日    リビーニョ・スノーパーク )

古野慧(AP)
Photo By AP

 フリースタイルスキーの男子スキークロスが21日に行われ、古野慧(26、U-NEXT)が同種目日本人初となる決勝に進出したが、メダルにあと一歩届かなかった。わずか0.08秒差で4位。メダルはつかめなかったが過去最高位の入賞を果たし、日本スキークロス界に新たな歴史を刻んだ。

 「メダルまであと少しで…本当に悔しいです」。歴史的な激闘の末に日本人過去最高の4位入賞という結果を出した古野は、声を震わせ、そして涙を堪えきれなかった。

 「最後、メダルが手に届くところまで初めて来られたんですけど、そこを逃してしまって悔しい気持ちでいっぱいです。僕は去年、ケガをして春に手術をして…ここに来るまで多くの人に支えてもらった。今日は何の不調もなく、感謝しています」と真っ先に感謝の思いを口にした古野。「体の調子も万全で。でも最後(メダルを)獲り切れなかったのが本当に悔しい。前回の北京は一瞬で終わってしまった。そういう意味では大きく成長できた4年間だった。自己ベストの成績を出せたことは良かった。でも…最後…獲り切れないのは本当に悔しいです」と肩を震わせ、こぼれ落ちる涙を拭った。

 地元イタリア勢2人と前回北京王者と並んだ古野。スタートで一歩出遅れるも諦めず追い続ける。全選手が体力の限界に挑む中、終盤に差を詰める。2位と3位が並んでゴールする中、わずかな差で4位のゴールとなった。ワールドカップでも表彰台経験のない古野の魂の滑走に、大雪が舞う会場から大きな拍手と歓声が送られた。あと数十センチ…レース後は手で顔を覆い号泣。金メダルと銀メダルは地元イタリア勢、銅メダルは前回王者のアレックス・フィバ(スイス)だった。

 北京に出場も転倒で終戦。リベンジの舞台で古野が快進撃を見せた。タイムトライアルは全体2位。1回戦第8組、準々決勝を1位突破した。日本人史上初めて進出した準決勝は、好スタートも、中盤の2位争いでバランスを崩し4位に後退。しかし、諦めずに追っていた終盤に2位と3位の選手がバランスを崩し、その隙に2位に再浮上。執念の滑走で2位でゴール。上位3人がメダルを獲得する決勝に進出した

 ◆スキークロス フリースタイルスキーの種目の一つ。雪上の障害物競走とも言われ、4~6人の選手が同時にスタートし、バンクやウェーブ、ジャンプなどをクリアして最初にゴールしたものが勝者となる。冬季五輪では10年バンクーバー大会から正式種目となった。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年2月21日のニュース