【高校ラグビー】桐蔭学園が3連覇!!右肩負傷も先発出場したHO堂薗「肩が取れるまでやろうと」

[ 2026年1月8日 05:30 ]

第105回全国高校ラグビー大会決勝   桐蔭学園36―15京都成章 ( 2026年1月7日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<京都成章・桐蔭学園> 3連覇を達成して歓喜の桐蔭学園フィフティーン(撮影・大森 寛明)
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 決勝が行われ、桐蔭学園(神奈川第1)が京都成章を36―15で下し、3大会連続6度目の優勝を果たした。右肩を痛めていた高校日本代表候補HO堂薗尚悟(3年)が強行先発し、逆転勝利に貢献。3連覇は09~11年度の東福岡以来となる史上6校目で、6度目の優勝は歴代5位タイとなった。5大会ぶり2度目の決勝進出となった京都成章は初の頂点に届かなかった。

 ノーサイドの笛が鳴ると、ベンチ脇にいた堂薗は真っ先にピッチへと駆け出した。右肩の痛みを押して強行先発し、後半15分までプレー。ラインアウトのスローをできないなど制限はあったが、体を張ったプレーで味方を鼓舞した。先制トライを許しながらも前半に追いつき、後半に4トライを重ねて3連覇を達成。表彰式を終えると、仲間の手で3度、宙に舞った。

 「ホッとした。ここで勝つために1年間、つらいことも苦しいこともやってきたので。優勝できて安心した」

 5日の準決勝・大阪桐蔭戦で右肩が外れて負傷交代。すぐに肩を戻したが、激痛は残ったままだった。中1日。懸命の治療を経て、試合当日の朝にGOサインが出た。「めちゃくちゃ痛かったけど、肩が取れるまでやろうと」。4年前の大会に出場した兄・昂修(こうすけ)さんは準決勝で敗れ、3連覇を逃した。その思いも背負っていた。

 春の選抜大会を制したが、同4~5月のサニックスワールドユースで大阪桐蔭に10―20で敗戦。同6月の関東大会では国学院栃木に7―50と大敗した。堂薗自身もチームをうまく引っ張れず、高校日本代表候補SO竹山からは「このままの主将だったらいらない」と言われることもあった。ただ、その厳しい言葉も愛情の裏返しだと分かっていた。よりチーム全体に目を配り、練習では基礎から徹底し、低いタックルや走力を強化。最後の花園で日本一の主将になった。

 「みんなが支えてくれたから自分はここまで成長できた。本当に感謝しかない」

 昨年度のような突出したタレントはいなくても、堂薗を中心に誰もが最後まで戦い抜いた。高校日本代表候補PR喜(よし)は大阪桐蔭戦の逆転劇をテレビドラマの最終話に例え、決勝を「劇場版」と位置づけた。正真正銘の最終回を全員が主人公となって締めくくった。(西海 康平)

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