豊昇龍 5場所目での横綱初優勝へ タイミングを逃すと厳しい 立浪親方「本人が一番分かっている」

[ 2025年10月30日 04:43 ]

大相撲九州場所に向けて本格的に始動した豊昇龍(奥)
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 大相撲の横綱・豊昇龍(26=立浪部屋)が29日、福岡県糸島市の立浪部屋で九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)へ向けて本格始動した。幕下以下の力士と計11番取り「普通に(状態は)いいのではないか。軽くね」と笑顔を見せた。

 例年なら秋巡業がある九州場所前の調整が一変した。昨年は25日間巡業があったが、今年は5日間のロンドン公演を除いて相撲を取ることがなかった。「巡業があって、というのとは違う。(時差ぼけで)夜中の3時に起きることもあった。難しい」と本音も漏らした。

 九州場所には特別な思いがある。17年に新弟子検査を受けて入門。「もう8年たったのか」との感慨を漏らす一方、「オレは九州が好きなんで」。昨年は琴桜との大関同士の千秋楽相星決戦に敗れたとはいえ13勝するなど3年連続2桁勝利している。

 5場所目での横綱初優勝への機運は高まっている。秋場所は1差で追う千秋楽の本割で大の里に勝ったが、優勝決定戦で敗れ、優勝を逃した。年6場所制になった1958年以降に横綱昇進した自身を除く30人中25人は5場所目までに優勝。そのタイミングを逃すと、鶴竜の9場所、朝潮と柏戸の12場所と苦闘が続き、双羽黒と3代目若乃花は優勝することなく短命で引退した不吉なデータもある。

 「結果を残さないと、と思っていると思う。本人が一番分かっている」。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)が早期の優勝を求めてきたのは、場所ごとに大きくなる重圧から解放されるようにとの親心。以心伝心で知る弟子は、残り10日の調整に細心の注意を払う。(筒崎 嘉一)

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