【東レPPO】産後復帰1年で驚異のツアー2勝目 “スーパーママ”B・ベンチッチ「どんどん自信に」

[ 2025年10月26日 19:41 ]

スポニチ主催女子テニス東レ・パンパシフィック・オープン最終日 ( 2025年10月26日    東京・有明テニスの森公園 )

女子シングルで優勝し、トロフィーにキスをするベンチッチ(撮影・西尾 大助)
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 シングルス決勝が行われ、第5シードのベリンダ・ベンチッチ(28=スイス)が第6シードのリンダ・ノスコバ(20=チェコ)を6―2、6―3のストレートで下し、大会初優勝でツアー通算10勝目を挙げた。21年東京五輪でシングルス金メダル、ダブルス銀メダルを獲得している実力者は、「(当時は無観客開催で)観客がいなかった。今日は満員のお客さんがいて、とてもうれしい」と8000人超の来場者に感謝した。

 今大会は2回戦から登場も、24日の準々決勝は3時間超えのフルセットマッチ、前日の準決勝もフルセットを戦い、3日連続の試合となる決勝を迎えていた。準決勝後の会見では「決勝について全く考えていない。とにかくリカバリーが先決」と疲労が残っていることを正直に明かし、コンディションが心配されていたが、終わってみれば10度あったブレークポイントを全てしのぐ試合巧者ぶりで、20歳の新鋭に快勝した。

 優勝会見では「フィジカル的には厳しかったが、最終的に優勝できてスーパーハッピー」と喜びを表現。今朝起きた時も「疲労感があった」というが、いざコートに立つと「アドレナリンが出て、絶対にできると体に言い聞かせてくれた」という。そしてこの日のパフォーマンスの助けとなったのが、前夜に食べた日本食。「みそ汁とお寿司を食べたが、特にみそ汁は最高。疲労回復には必要だと思った」とおどけてみせた。

 24年4月に第1子となる長女を出産し、昨年10月末に実戦復帰。今回は2月のアブダビ・オープンに続く出産後ツアー2勝目と、出産後の女性アスリートとして驚異的な成績を残している。本人も「驚いている」というパフォーマンスを後押ししているのが、専属フィットネストレーナーでもある夫のマーティン・フロムコビッチ氏。「まずはゆっくり(復帰を)目指そうと思い、その前提でトレーニングを進めた。自然と体の強さが増した」と感謝した。

 世界ランキング400位台後半でスタートした25年だが、今大会の優勝で11位まで上昇し、トップ10復帰も見えてきた。五輪は制したベンチッチだが、4大大会はウィンブルドンと全米の4強が最高成績。オープン化以降、母親として4大大会シングルスを制したのは3人だけだが、母親になって初制覇なら史上初の快挙。その可能性を示した元世界4位は、「どんどんできるという自信になっている」と手応えを口にした。

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