【バレー】東レ静岡、地域貢献と勝利でファン拡大へ

[ 2025年10月22日 04:30 ]

東レアローズ静岡の大人気新マスコットの「アロッチ」
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 【東レ静岡日本一へつなげ。(2)】選手が積極的に公共の場に足を運ぶ機会が増えた。バレーボールSVリーグに参戦した昨年、「東レアローズ」のチーム名が「東レアローズ静岡」と変更になったことが全て。拠点の三島市や長泉町周辺だけではなく、静岡県内全域で認知してもらうための企業努力をしている真っ最中だ。

 移籍2年目で今季から主将を担ったOH藤中優斗(29)が「ジェイテクト(現愛知)時代は(対外的な活動を)したことがなかった」と明かし、「1年目の昨年より(外に出ることが)増えています」という今季は、良い意味での反響を肌で実感している。だからこそ「一番はコートで結果を残すこと。言葉だけではなく、感謝の思いを伝えるために体現していきたいです」と思いを語った。

 昨年からサポートスタッフが県東部地区周辺の市町村を中心に、パートナーシップ協定の締結を拡大。現在その数は15を超えた。既にその枠は中部地区にも広がり、バレーボール教室や、イベントによる交流も当たり前のように行われている。

 担当者は前監督の篠田歩氏(45)と渡辺慎太郎氏(29)の2人。立場が現場から裏方に回った篠田氏は「だいぶ(多方面からイベントなどを)求められているようになった感じはします」と前置きした上で、「ただJリーグの(清水)エスパルスさんやジュビロ(磐田)さんに比べればまだまだ。バレーはそこまで周知されていませんね」とも付け加えた。

 しかし、船出してまだ2年。幸いにも新マスコット「アロッチ」の人気が絶大で、JR三島駅南口で行った「あいさつ運動」で初めて一緒に啓発グッズを配ると、行き交う人から「受け取られ方が違いました」と手応えを得た。「どんどん我々を活用してもらう」というスタンスで今後も展開していく。

 地域への貢献と、コートでの勝利。両輪で、東レ静岡の価値とバレーの認知度を高め、ファン拡大にもつなげていく。

 <レジェンドも縁の下の力持ちに>東レ静岡一筋18年(内定選手時代を含めれば19季)のレジェンドが、今度は裏方として懸命に汗をかいている。OHで活躍し、昨季限りで現役生活にピリオドを打った米山裕太氏(41)は、新規の顧客に協賛してもらうための営業を担当。「これまでの歴史とアローズの活動を通しての価値をPRしています」と説明した。同時に試合運営に当たってさまざまな準備に直面。「大変です」とコート内とは勝手が違う仕事内容に必死の形相だ。

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