【バレー】東レ静岡・藤中主将 SVリーグ開幕へ向け決意語る「昨季とは違うアローズを」

[ 2025年10月21日 04:30 ]

レギュラーシーズンへの決意を語った藤中主将
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 【東レ静岡日本一へつなげ。(1)】2年目を迎えたバレーボールSVリーグ男子の25~26レギュラーシーズンが、いよいよ幕を開ける。阿部裕太監督(44)率いる東レ静岡の初年度は8位と低迷。改めてチャンピオンシップ(上位6チーム)進出からの頂点へ総力を結集する。21日から開幕初戦(対東京GB、静岡市・このはなアリーナ)の25日まで、選手の声や動向、スタッフのサポートぶりなどを「東レ静岡日本一へ つなげ。」と題して連載する。第1回は新主将となったOH藤中優斗(29)に、今季に懸ける決意を語ってもらった。

 ――大阪B、VC長野戦と実戦での調整も終わり、いよいよリーグが始まります。
 「チームにはまだまだ伸びしろがたくさんあると思いましたし、現状の立ち位置や課題も分かりました。凄く良い日々を過ごせていて毎日良くなっていると思っています」

 ――試合を通じ誰が出ても遜色ない顔触れになってきた。
 「固定の7人で44試合を戦えると思っていないですし、誰が出てもチームとして約束事というか、やるべきことを遂行してもらわないといけない。どんな出場の仕方であっても、その人の役割に大小はない。しっかり全うして戦うことができれば良くなると思っています」

 ――東レ静岡というチームが“外様”の選手にリーダーを託すこと自体珍しいです。指名の意図をどう理解していますか。
 「役割は自覚しているつもりです。主将としてのプレーもそうですし、マネジメントというか立ち居振る舞いもそうです。プレッシャーはないです。求められているものを全て出し切り、チームのために動きたいです。プレーもそう。コート外の私生活や自分がベストの状態でいることがチームにプラスになると思っていますし、昨年以上に自覚は増しています」

 ――小学校から大学までの各カテゴリーで主将を経験してきた藤中選手であっても、SVリーグのリーダーは立場が違いますか?
 「内定を除けば7年目ですが、違う責任や役割はあると思うので、過去の肩書にすがることはしません。ゼロからというか、一からの気持ちである意味フレッシュな気持ちで自分の色を出していけたら」

 ――移籍1年目の昨季はケガなどがあり苦しんでいました。現状は元気そうですね。
 「今のところ長期の離脱はなく、チームの協力もあり徐々に昨季以上のものを出すことができ始めています。まだまだ満足することはできないですけど、今季はより強い気持ちでやりたいと思います」

 ――20代最後の年。
 「あまりそこには特別な思いはないです(笑い)。とにかくこのチームで結果を出したい。そこだけですね」

 ――世界最高峰を目指すのがSVリーグ。昨季8位とはいえ、外国人を含め選手の入れ替わりも激しい。強力な助っ人も3人加わり十分巻き返しは可能ですね。
 「もちろん日本人と外国人選手のコミュニケーションや、いかに外国人選手を生かせるかが重要ではあるとは思います。とはいえ、やっぱり夏場から常に鍛えてきた日本人選手が軸になるべきだと思います。いざオンザコートに入った時に、自分の役割を100%遂行できれば上位で戦っていけると思いますし、目標である6つや優勝に手が届かないものだとは思っていません」

 ――改めて東レ静岡の魅力とは何ですか。
 「若い選手が多いので活気のあるチームにしたい。いろんな個性があるので、そこが個人的には魅力かなと思っています。チームも地域密着で、ファンとの交流にも力を入れていますし、スポンサーや会社など全ての方々に対しコートで返していくことが大事だと思っています。周りのみんなが温かいと感じるので、全体で一丸となって戦っていること自体が凄い魅力だと感じています。決起集会など昨年以上に外に出ていく機会が多く、応援してくれる方々が増えて実感が湧きますし、“より頑張らないと”と責任は大きいと思っています」

 ――今季のチームスローガン「つなげ。」をどう理解していますか。
 「我々チームと応援してくださっている周りの方はもちろんですけど、僕ら内のボールや人と人も、そういった部分をイメージしています」

 ――練習を通じ遂行できていますか。
 「できていると信じたいです」

 ――昨季は開幕からスタートダッシュができませんでした。今季はホームから走りたいですね。
 「ホームで戦えるのは良い要素。夏場からやってきたことを信じて、まずは全力で戦いたい。昨季とは違ったアローズをお見せできるようにしっかり勝ちにいきます」

 ◇藤中 優斗(ふじなか・ゆうと)1996年(平8)4月20日生まれ、山口県周南市出身の29歳。小学1年から桜木JVCでバレーを始め、宇部商で3年の春高にOHで出場し初戦敗退。早大では3、4年の全日本インカレで優勝。卒業後は内定選手からVリーグのジェイテクト(現SV愛知)に入団。1年目の19~20年シーズンで初Vに貢献し最優秀新人賞。22年7月からプロとなり、24年4月に退団。6月に東レ静岡と契約。家族は妻と1男1女。兄・謙也(32)は愛知、弟の颯志(25)はサントリーでプレー。血液型B。

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