東農大、6位で箱根つかんだ エース前田が復活!昨年1秒差で泣いた雪辱「最後の最後まで粘り切れた」

[ 2025年10月19日 05:30 ]

第102回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 ( 2025年10月18日    陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園=21.0975キロ )

箱根駅伝予選会で大根を持って菅原主将(右)と記念撮影に応じる東農大・前田(撮影・五島 佑一郎)
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 昨年、1秒差に泣いた東農大が6位でリベンジに成功した。立役者は復活したエースの前田和摩(3年)だ。直前に左膝上を痛め万全ではなかったが、日本人6位の好走。「ベストな状態ではなかったので1秒でも前に。目標通り最後の最後まで粘り切れた」。歓喜の瞬間を迎えると大きく息を吐き出し「箱根予選って何があるか分からない。ホッとした」と表情を緩めた。

 昨年5月の日本選手権後に肺気胸を発症。前回予選はスタートラインに立てずチームは11位で本戦切符を逃した。自分が走っていれば…。「あの1秒を絶対取り返そうという感覚ではいたので、より前向きな感覚で練習はできたかなと思う」。ジョグでも上り坂の走り方に気を配るなど細部まで突き詰めた。

 今年2月、長距離ブロック専用の「青雲寮」が都内に完成。小指徹監督が「生活の仕方が変わったと思う」と話すように食事も管理栄養士が考えたメニューが用意され、生活基盤が整えられた。

 23年の予選会で日本人トップの記録を残した絶対的エースは「箱根駅伝というのは他のレースと全く違う。またその舞台で、もっと楽しめるように100%の状態で迎えられたらなと思う」と闘志を燃やす。2年ぶり71回目の箱根路に「大根踊り」とともに名門が帰ってくる。

 ◇前田 和摩(まえだ・かずま)2005年(平17)1月16日生まれ、兵庫県出身の20歳。報徳学園で本格的に陸上を開始。22年全国高校総体の男子5000メートルで日本人トップとなる4位入賞。23年の箱根予選では1時間1分42秒で日本人トップの9位。自己ベストは5000メートルが13分46秒71、1万メートルの27分21秒52は日本人学生記録。国際食料情報学部食料環境経済学科3年。1メートル77、55キロ。

 ▽昨年の東農大 前年に1年生ながら予選会で日本人トップだった前田が、1万メートルで3位となった5月の日本選手権後に肺気胸を発症して欠場。主将の高島ら残りの選手がまとまり2年連続出場を目指したが、10位・順大とわずか1秒差の11位となり、本戦出場を逃した。

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