全日本女子相撲選手権 慶大の長谷川理央が73キロ級と無差別級2冠で有終の美 団体戦は鳥取県Aが優勝
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全日本女子相撲選手権大会が12日、京都市武道センターで行われた。女子相撲の日本一を決める国内最高峰の大会。全日本小学生女子相撲大会、全日本中学生女子相撲大会と併せて高校生以上の部として開催され、6階級に分かれて争われた個人戦には計91人が参加した。
最も軽い55キロ未満級は、篠原茜(早大2年)が2022年(当時は50キロ級)以来3年ぶり2度目の優勝を果たした。足技を使った速い攻めで勝ち進み、決勝は過去3度の優勝経験を持つ松浦みな美(34=静岡県)と対戦。積極的に前に出る相撲で14歳上の実力者を押し出し、今季初タイトルを獲得した。
60キロ未満級は、昨年中学生の部を制した中口藍彩(金沢学院大附属高1年)が高校生以上の部で初優勝。準決勝で昨年覇者の川本莉乃(大分・楊志館高2年)を上手投げで破り、決勝では今季2冠の原田美涼(立命館大1年)を右からの下手投げで破った。
65キロ未満級は、元世界王者の奥富夕夏(27=日本通運)が日大2年時の2018年以来7年ぶり4度目の優勝を果たした。決勝は、山中未久(31=京都府)と山下寧々(名桜大1年)の元世界王者2人を破って勝ち上がってきた古瀬愛恵(22=鳥取県)と対戦。1分40秒を超える頭四つの攻防の末、古瀬の髪が土俵の砂を払って勝負が決まった。奥富は6月の全国女子選抜ひめじ大会、7月の全日本女子岐阜大会に続いて3大会連続制覇。9月の世界選手権で金メダルを獲得した岸本はな(静岡・飛龍高3年)は欠場だった。
73キロ未満級は、元世界王者の長谷川理央(慶大4年)が3年ぶり2度目の優勝。これまで何度も対戦してきた同学年ライバルの福里愛美(静岡県立大4年)を準決勝で下し、決勝は世界ジュニア優勝経験を持つ矢口愛利菜(龍谷大2年)を下した。
80キロ未満級は、鈴木志歩(慶大1年)が初優勝。6月のひめじ大会優勝の川崎羽華那(鳥取環境大3年)と決勝で対戦し、右からの肩透かしを決めて自身初の日本一に輝いた。9月の世界選手権で銀メダルを獲得した石井さくら(立教大2年)は準々決勝で島袋心海(鳥取城北高3年)に敗れた。
80キロ以上級は、世界選手権銅メダルの後藤なぎさ(鳥取城北高3年)が初優勝を果たした。決勝は、元世界王者の久野愛莉(26=立飛プロパティマネジメント)と対戦。相手得意の左四つ右上手を許したが、攻め込まれながらも右からの突き落としで勝負を決めた。
各階級の上位2人ずつ計12人による無差別級トーナメントは、体重無差別ならではの試合が数多く展開された。65キロ級覇者の奥富夕夏は、80キロ以上級の久野愛莉と後藤なぎさを相手にいずれも低く潜った体勢で正面から寄り切って会場を沸かせた。73キロ級覇者の長谷川理央は、準決勝で80キロ級覇者の鈴木志歩を右からの下手投げで下し、慶大対決を制して決勝に進出。決勝は、長谷川が奥富を中に入れさせず前に出て浴びせ倒し、2冠で有終の美を飾った。
各都道府県選抜チームで構成される3人制の団体戦は、地方ブロック予選を勝ち抜いた14チームが出場。先鋒・後藤なぎさ、中堅・石川昊愛、大将・川崎羽華那の布陣で臨んだ鳥取県Aが、決勝で東京都Bを3―0で破って10年ぶりの優勝を果たした。
▽55キロ未満級
優勝 篠原茜(早大2年)
2位 松浦みな美(34=静岡県)
3位 平口幸芽(静岡商高3年)
3位 臼田あかね(名古屋商高1年)
▽60キロ未満級
優勝 中口藍彩(金沢学院大附属高1年)
2位 原田美涼(立命館大1年)
3位 川本莉乃(大分・楊志館高2年)
3位 服部亜豆紀(北海道・立命館慶祥高2年)
▽65キロ未満級
優勝 奥富夕夏(27=日本通運)
2位 古瀬愛恵(22=鳥取県)
3位 河本優心(専大1年)
3位 山下寧々(名桜大1年)
▽73キロ未満級
優勝 長谷川理央(慶大4年)
2位 矢口愛利菜(龍谷大2年)
3位 福里愛美(静岡県立大4年)
3位 長門美咲(神戸親和大4年)
▽80キロ未満級
優勝 鈴木志歩(慶大1年)
2位 川崎羽華那(鳥取環境大3年)
3位 新納小春(大分・楊志館高3年)
3位 島袋心海(鳥取城北高3年)
▽80キロ以上級
優勝 後藤なぎさ(鳥取城北高3年)
2位 久野愛莉(26=立飛プロパティマネジメント)
3位 角田奈那(24=鳥取県)
3位 阿部なな(金沢学院大附属高2年)
▽無差別級
優勝 長谷川理央
2位 奥富夕夏
3位 鈴木志歩
3位 後藤なぎさ
▽団体戦
優勝 鳥取県A(後藤なぎさ・石川昊愛・川崎羽華那)
2位 東京都B(奥富夕夏・鈴木志歩・久野愛莉)
3位 石川県A
3位 鳥取県B
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