アメフト関大 ラストコールの歓喜 1年生QB土居が起死回生のTDパス決める 伝統の「関関戦」はドロー

[ 2025年10月13日 19:02 ]

関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関大17―17関学大 ( 2025年10月13日    たけびしスタジアム京都 )

<関学大・関大>第4Q残り3秒、QB土居のTDパスが決まり、喜ぶ関大の選手ち(撮影・奥 調)
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 最後の最後に、ドラマが待っていた。試合終了まで残り3秒。7点を追う関大に許されるラストプレーだった。

 「きょうは自分の試合なので、最後は自分で決めたかった」

 覚悟を決めたQB土居翔和は1年生。初スターターの甲南大戦(9月27日)で結果を残し、大一番の司令塔を任されていた。

 運命のプレーコールはパス。関学大のプレッシャーを受ける中で、必死にターゲットを探す。そして、WR藤田晃成(2年)と一瞬だけ目があった。第2QにもTDパスを決めたホットラインだ。

 「あの時はゾーンに入っていたので、どうやって(パスコースに)入ったのか、よく覚えてないんですけど」(藤田)

 ディフェンスが1人、2人と迫る中、藤田は裏のスペースへ入り込み、伸ばしきった手でボールをキャッチする。関大スタンドが歓喜するTDパスで1点差。2点コンバージョンTFPで2年ぶりの「関関戦」勝利を狙う選択肢もあったものの、和久憲三監督は冷静だった。

 「まず全日本選手権に出るのが先決なので、そこは確実にいきました」

 K中井慎之祐(4年)が正確にキックを決め、7年ぶりのカード引き分けでゲームオーバーのホイッスルが鳴った。

 「最後のパスは(藤田を)信じて投げました。こんなに叫んだ日はないので、喉がガラガラ。本当にうれしい」

 笑顔とともに振り返る土居は、関西学生リーグでは珍しい横浜高出身。才能に目をつけた和久監督が学校まで足を運び、他大学への進学と迷っていたQBを口説き落とした。

 「(次に対戦する)立命大も格上だと思うので、食って、甲子園ボウルに行きたい」

 思えば、昨年までエースQBに君臨した須田啓太(現パナソニック)も、1年生でポジションを奪った。カイザースに現れた新星が、リーグ優勝、そして学生日本一への道筋をつける。

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