【女子ゴルフ】堀琴音 ミセス初V! 16年大会の雪辱でメジャー初制覇「この景色を夢見てきた」

[ 2025年10月6日 05:00 ]

女子ゴルフツアー日本女子オープン選手権最終日 ( 2025年10月5日    兵庫県 チェリーヒルズGC=6616ヤード、パー72) )

<日本女子OP最終日>ウイニングパットを決め、笑顔でバンザイする堀琴音(撮影・井垣 忠夫)
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 単独首位から出た堀琴音(29=ダイセル)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算19アンダーでメジャー初制覇を飾った。23年に導入した長尺パターが復活のきっかけとなり、3年ぶりの通算3勝目はミセス初V。当時アマチュアだった畑岡奈紗に逆転されて2位に終わった16年大会の雪辱も果たした。日本人史上最年少Vを狙った15歳アマチュアの広吉優梨菜(福岡第一高1年)は71と伸ばしきれず通算15アンダーの3位に終わった。

 長尺パターでウイニングパットを決めた堀は一瞬手で顔を覆ってから、両手を突き上げた。日本一の悲願を成就し「この景色を夢見てきた。女子オープンを勝つために頑張ってきた」。満面の笑みを、西日が照らした。

 16年大会で辛酸をなめた。単独首位で迎えた最終ラウンド後半にミスが続き、アマチュアだった17歳の畑岡奈紗に1打差で栄冠をさらわれた。「あそこから本当に苦しかった」とスランプに陥り、シード落ちも経験。何とか復活してツアーで2勝を挙げても「ずっともやもやがあった」と、心の傷は癒えていなかった。

 復活のきっかけとなったのは、この日も使用した、23年に投入した長尺パターだった。パッティングに悩み、イップスに近い状態だったが、同年のアース・モンダミン・カップの練習日、一緒にラウンドしていた原江里菜から「試しに長尺パターを使ってみたら?いい意味で鈍感になれるよ」と助言をもらった。メンタル面で負担軽減となったのか、元々定評のあったショットと見事にかみ合った。

 この日は、昨年クリスマスに結婚した夫の高坂佳祐さん(30)が応援に駆けつけていた。スポンサーが作った「堀」と書かれたキャップをかぶって歓喜の瞬間を見守り「今日は自信を持ってプレーしていた」と佳祐さん。3年ぶりの栄冠はミセス初V。二重の喜びとなった。

 「9年間、いろんなことを経験した。無駄な一年はなかった。第二の故郷で、大好きな場所で優勝できてうれしい」と堀。滝川二高時代を過ごした思い出の兵庫で、ついに悪夢を振り払った。

 ◇堀 琴音(ほり・ことね)1996年(平8)3月3日生まれ、徳島市出身の29歳。7歳でゴルフを始める。兵庫・滝川二高卒。14年プロテスト合格。21年ニッポンハム・レディースでツアー初優勝。22年Tポイント×ENEOSで2勝目。姉はツアー2勝の堀奈津佳。今季フェアウエーキープ率は80%を超え、全体1位。趣味は音楽鑑賞。1メートル65、56キロ。

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