【九州場所番付予想】史上稀に見る大混戦の幕内昇進争い…欧勝海と錦富士は当確も不運に泣く力士続出?

[ 2025年10月1日 09:51 ]

欧勝海
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 大相撲秋場所が9月28日に千秋楽を迎え、10月1日に九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)の番付編成会議が開かれる。新十両・再十両昇進力士以外はまだ公表されず、27日に正式発表される。

 三役陣では、史上最速新小結で11勝を挙げた安青錦(21=安治川部屋)が唯一の勝ち越し。安青錦の新関脇昇進が確実で、九州場所は早くも大関獲りに挑戦することになりそうだ。関脇の若隆景(30=荒汐部屋)と霧島(29=音羽山部屋)はともに6勝9敗、東小結の高安(35=田子ノ浦部屋)は7勝8敗で負け越し。大関獲りに挑んだ若隆景と霧島は三役の座を明け渡すことが避けられない状況で、西前頭2枚目で10勝5敗の王鵬(25=大嶽部屋)と東前頭7枚目で12勝3敗の隆の勝(30=常盤山部屋)が三役復帰となりそうだ。三役最後の1枠は、東小結で7勝8敗の高安と東前頭2枚目で8勝7敗の伯桜鵬(22=伊勢ケ浜部屋)の比較となるが、最近の傾向からすると高安の残留が予想される。千秋楽の霧島―高安戦、若隆景―隆の勝戦は“三役入れ替え戦”の意味合いが強い取組だった。

 幕内と十両の入れ替えは、史上稀に見る大混戦。東前頭12枚目で全休の尊富士(26=伊勢ケ浜部屋)、西前頭16枚目で2勝13敗の錦木(35=伊勢ノ海部屋)、西前頭17枚目で7勝8敗の日翔志(28=追手風部屋)の3人は陥落の可能性が高い。これに対して、十両からの昇進候補が5人もいる。優先度の高い順に、西十両3枚目11勝4敗の錦富士(29=伊勢ケ浜部屋)、西十両筆頭9勝6敗の欧勝海(24=鳴戸部屋)、西十両2枚目9勝6敗の千代翔馬(34=九重部屋)、西十両5枚目10勝5敗の藤青雲(27=藤島部屋)、西十両11枚目13勝2敗の朝白龍(26=高砂部屋)。藤青雲と朝白龍は枚数計算上では上がれる成績だが、番付運に恵まれず見送られる可能性が高そうだ。

 下に半枚ある西前頭17枚目で7勝8敗の日翔志も最近の傾向なら残留可能な成績だが、今回に限っては十両に落とされても仕方ない状況。千秋楽の明生戦に勝っているだけに、残留の可能性も0ではなさそうだ。その場合は千代翔馬の再入幕が見送られるのか、千秋楽直接対決で敗れた明生(東前頭13枚目で5勝10敗)が落とされるのか。後者の可能性は極めて低いが、いずれにしろ不運に泣く力士が複数人出ることは避けられない状況だ。

 秋場所の番付で幕内唯一の青森県出身力士だった尊富士が初日から休場。1883年(明治16)から142年間も幕内力士が途絶えていない“相撲王国”の危機的状況という想像を絶するプレッシャーの中、錦富士が見事に幕内復帰を確実とさせた。これだけ昇進争いがし烈だったため、錦富士は9勝では上がれなかったかもしれない。再入幕の目安となる9勝を挙げてからも気を緩めず、11勝まで星を上積みしたことでなんとか歴史は守られそうだ。

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