安青錦 12勝目逃すも2度目の技能賞 三役2場所目の九州場所、結果次第では大関昇進の可能性も

[ 2025年9月29日 04:29 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2025年9月28日    両国国技館 )

三賞の受賞力士。(左から)敢闘賞の隆の勝、殊勲賞の伯桜鵬、技能賞の安青錦(代表撮影)
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 小結・安青錦は若元春に寄り切られ、自己新の12勝目を逃した。相手得意の左四つがっぷりとなり「攻めるというよりどう守るか。止まっちゃった」と悔しがった。

 新入幕から4場所連続の11勝は大の里も果たせなかった好成績だ。候補に挙がった殊勲賞は、12日目に切り返しで勝った豊昇龍が優勝を逃したため、獲得はならなかったが、2度目の技能賞に輝き、新入幕から4場所連続の三賞受賞となった。

 今後は大関獲りに注目が集まる。昇進の目安は三役で3場所33勝。高田川審判部長(元関脇・安芸乃島)は九州場所での大関獲りについて、「三役に上がってからが起点」と原則論を示したが「ただ、(大関への)扉は握っている」とした。九州場所は三役2場所目だが、結果次第では昇進の可能性を残したと言えそうだ。安青錦は「来場所につながる。上を目指しているんで」と改めて大関獲りへの意欲を語った。

【伯桜鵬は初殊勲賞】
 自己最高位の東前頭2枚目で臨んだ伯桜鵬は勝ち越して初の殊勲賞を獲得した。「最後は前に出るだけだと思って、気持ちを決めて上がった。ホッとしている」と充実感をにじませた。くせ者の宇良に対し、張り手を交えながら徹底して突き放した。7日目に右上腕を痛め万全な状態にはほど遠いが「最後にやるのは自分。自分を信じて」との強い精神力で戦い抜いた。三役を見据える22歳は「もっと大勝ちして優勝争いをしたいという悔しい気持ちもある」と満足していなかった。

【隆の勝敢闘賞もV争いに「悔い」】
 隆の勝は若隆景を押し出し、白星を12勝まで伸ばした。12勝は20年春、昨年の名古屋に続く3度目。5度目の敢闘賞にも輝き「落ち着いて相撲が取れた。右の突きがちゃんとできた」と振り返った。好調の要因に挙げた突きは、部屋付きの湊川親方(元大関・貴景勝)からのアドバイスで取り入れた新兵器。一方で、1差で逃した優勝については「悔いが残る」と話し、脇役のままでは終われない自負をにじませた。

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