豊昇龍 優勝決定戦“奇襲”通じず 本割圧倒も大の里に横綱初V譲る 報道陣には「×」取材対応せず

[ 2025年9月29日 04:30 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2025年9月28日    両国国技館 )

<大相撲秋場所千秋楽>大の里(左)に寄り倒された豊昇龍(撮影・松永 柊斗)
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 初日から11連勝の豊昇龍は終盤戦に崩れ、14日目の若隆景戦では注文相撲を見せたが、最後は優勝決定戦に持ち込む意地は示した。本割では立ち合いにもろ手で突き起こすと、全く踏み込めなかった大の里は腰が伸び、何もさせずに一方的に押し出した。だが優勝決定戦では得意とは逆の左上手を狙う“奇襲”を仕掛けるも、大の里に得意の右差しを許したため上体が起き、強引な上手投げも最後は寄り倒された。

 横綱同士の直接対決で本割、決定戦に連勝しての優勝なら、97年夏場所で貴乃花を破った曙以来だったが、28年ぶりの逆転劇での横綱初Vは逃した。風呂上がりの支度部屋では自ら報道陣に「×」マークを両腕でつくって取材対応しなかったが、付け人に「(左上手を)取りにいこうと決めていた」と苦笑いでこぼすと、もろ手突きのしぐさをしながら「(決定戦も)もう一回、こういけば…」と後悔を語った。

 大関獲り、綱獲りも、初優勝も先んじた豊昇龍だが、横綱初Vは大の里に譲った。1学年後輩とのライバル物語は、今後もまだまだ続く。 (筒崎 嘉一)

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