【世界陸上】日本女子競歩初メダルの藤井菜々子「女子はまだまだと言われてきた。大きな一歩踏み出せた」

[ 2025年9月20日 09:30 ]

陸上 世界選手権東京大会 第8日   女子20キロ競歩 ( 2025年9月20日    国立競技場発着 )

<世界陸上8日目>女子20キロ競歩、3位に入り、国旗を手に走り出す藤井(撮影・木村 揚輔)
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 女子20キロ競歩で藤井菜々子(26=エディオン)が自らの日本記録を15秒更新する1時間26分18秒をマークし、五輪、世界選手権を通じて日本の女子競歩界初となる銅メダルを獲得した。今大会35キロ金メダルのマリア・ペレス(29=スペイン)が1時間25分54秒で優勝し、史上初の2大会連続2冠を達成した。岡田久美子(33=富士通)は1時間30分12秒で18位、柳井綾音(21=立命大)は1時間35分44秒で37位だった。

 エディオンなどで監督を務めた長距離指導者の川越学さんが先月に63歳で亡くなり、藤井は左肩に喪章をつけて出場。先頭集団に食らいつき、歩型違反で2度警告を受けながらも3番手で国立競技場へ。最後の直線でパウラミレナ・トレス(24=エクアドル)に追い上げられ、最後は背後まで迫られながら同タイムでわずかに先着した。

 中継局TBSのインタビューに応じた藤井は、日本新について問われ「全然気づかなかった。まさかこの大会でベストが出るとは思ってなかったので凄くうれしいです」と笑顔。「今大会は本気でメダルを狙って勝ちに来たので、そのとおりになったというか、自分が思い描いたレースができたので大満足です」と充実した表情を浮かべた。

 沿道から大声援を受け「本当に苦しくなってから、いろんな方の応援が耳に響いて、これは行くしかないとスイッチを入れ直した」という。最後はメダルをかけたデッドヒートとなったが「この順位で競技場に入ったこともうれしかったですし、思ったより人がたくさんいてウワーッとなったたのが本当に気持ち良かった」と振り返り、「(競歩は)いつも男子がメダルを獲っていて、女子はまだまだと言われてきたので、必ず私がメダルを獲ると今日まで練習してきたので、次の大きな一歩に踏み出せたと思います。まだまだ金メダルにはほど遠いですが、次は金メダル歩いていきたい」と語った。

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