元関脇・碧山の岩友親方が断髪式 ブルガリアの先輩、鳴戸親方の労いに大粒の涙

[ 2025年9月7日 18:36 ]

鳴戸親方にねぎらいの言葉をかけられ涙する元碧山の岩友親方
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 昨年秋場所限りで現役を引退した大相撲の元関脇・碧山の岩友親方(39)=本名・古田亘右、春日野部屋=の断髪式が7日、東京・両国国技館内の大広間で行われ、春日野部屋のOB、入門時に所属した旧田子ノ浦部屋の関係者や一門の親方衆、横綱・豊昇龍、小結・高安ら約280人が出席した。

 土俵上での鬼の形相とは一変し、目頭は終始真っ赤だった。「何も知らない初めてのところに来て、言葉も文化も分からない。稽古もきつかったが、人と会話ができないのが一番辛かった。そんななかでいろんな人にお世話になって、その方々に支えられて今がある。力士になって良かった」。大勢の知人との思い出などが脳裏をよぎったが、同じブルガリア出身で憧れの人だった鳴戸親方(元大関・琴欧洲)のはさみでは感極まって大粒の涙を流した。「泣かないつもりだったけど、最初から止まらなかった…」。角界入りするきっかけを作ってくれた祖国の先輩には何度も声をかけてもらった。「テレビで見ていた人と対戦できたことが一番の思い出。夢だったので対戦できてうれしかった」と感謝の思いは尽きない。

 師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)の止めばさみで16年間の力士人生に別れを告げた。スムーズに整髪を終えると、映画俳優を彷彿させるイケメン姿に変身。ビオレタ夫人からも「格好いい!大好き」とお墨付きをもらった。長女モニカちゃん(3)と3人で記念撮影に収まり「これからは家族との時間を増やしていきたい」と、普通のお父さんの姿をのぞかせた。

 今後は春日野部屋付きとして後進の指導に当たる。引退して1年が経ったが、今でも稽古場では若手に胸を出す。「自分に負けちゃいけないことを伝えたい」と抱負を述べた。

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