「岸岡智樹のラグビー教室」現役選手ながら全国行脚で47都道府県制覇 地域格差是正を目指して

[ 2025年9月6日 19:30 ]

全47都道府県でラグビー教室を行った岸岡智樹(撮影・前川 晋作)
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 ラグビーリーグワン1部・東京ベイの岸岡智樹(27)が6日、東京都足立区の舎人公園陸上競技場で小中学生向けのラグビー教室を開いた。

 地域格差の是正を目的に、現役選手でありながら自ら全国行脚して行ってきた移動型ラグビー教室。プロ2年目の2021年に地元の大阪でスタートし、オフシーズンを使って5年かけて全国各地を回った。各都道府県のラグビー協会や高等学校体育連盟などに呼びかけて参加者を募集。その過程はさまざまで、苦労や試行錯誤を重ねながら開催してきた。そしてこの日、最後の東京開催を終えて全47都道府県“制覇”を達成した。

 この日は猛暑の中、約30人の小中学生が参加。日本代表テストマッチのスポンサーでもおなじみの大正製薬が共催となり、熱中症対策の飲料を参加者に配るなど活動をサポートした。

 ラグビー教室を終えた岸岡は「皆さんがいて成り立っている活動です」と参加者たちに感謝。「地域格差はもともとあるとは思っていたけど、実際に目で見られた。平らな道ではなかったけど、やってよかった」と振り返った。

 この活動は、岸岡自ら考案したもの。当初は母校の東海大大阪仰星高を皮切りに関西地方を中心に開催していたが、15府県を超えたあたりから全国を回る計画に進化していった。一つの目標を達成したが、地域格差の是正という大きな目的はすぐに効果が出るものではない。「この知見を基に、次のアクションをどう起こすか、どうサステナブルにしていくかが課題」と岸岡。全国行脚の2周目に入るのか、選手を代えて継続させるのか、この活動を法人化するのか。いろいろな選択肢を挙げ、さらなる発展の可能性を探った。

 現役選手としてシーズンを全うしながらこの活動との両立。練習後にオンライン会議で打ち合わせを行うなど多忙ではあるが「現役だからこそやりやすかった」という。現役選手が教えるという付加価値は大きく「立場を生かせるのが一番の強み」と両立に努めてきた。「僕があと5年間(現役を)やっている保証はどこにもないので、どこまで継続できるか考えないといけない。選手じゃない肩書きで動かないといけないかもしれない」。地域格差の是正という大きな問題解決へ、今後も試行錯誤しながら熱い思いを持って歩んでいく。

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