【女子やり投げ】女王まさか…北口榛花 2カ月ぶり実戦復帰も最下位 世陸連覇へ不安残す

[ 2025年8月22日 04:30 ]

陸上ダイヤモンドリーグ第13戦 ( 2025年8月20日    スイス・ローザンヌ )

女子やり投げの試合中、顔をしかめる北口榛花。最下位の10位に終わった(ロイター)

 女子やり投げパリ五輪女王の北口榛花(27=JAL)は50メートル93で最下位の10位だった。右肘炎症から約2カ月ぶりに実戦復帰を果たしたが、開幕まで1カ月を切った9月の世界選手権(東京・国立競技場)での連覇に不安を残す結果となった。6月の第6戦で優勝しており、年間上位選手で争う27日開幕のファイナル(スイス・チューリヒ)進出が決まった。

 北口がまさかの最下位に沈んだ。降りしきる雨の中、1投目はファウル。2回目の50メートル93が最高で、3回目に力のない助走から投じたやりは50メートルにも届かない49メートル65だった。右肘故障からの復帰戦は上位8人が臨む4投目に進めなかった。競技直後はショックを受けた様子で「ちょっと急いでいるので…」と珍しく取材に応じず。関係者を通じ「腕を振り抜くことはできたが自分の個性である体全体のしなりを使った投てきはできなかった」とコメントした。

 6月下旬に「右肘内側上顆(じょうか)炎」が発覚し、日本選手権など7月の試合出場をキャンセル。7月上旬に痛みが引き、下半身強化を中心に練習を再開した。その後は拠点のチェコに渡ったが「投てき練習でこれまでのように(腕を)振り切ることができなかった」。不安が募る日々を送っており「少しでも心のブロックを外せれば」と試合に出場したが本調子には程遠かった。

 今季自己ベスト64メートル63は世界6位とライバルたちにも後れを取っており、今季世界最高の67メートル76をマークしているハドソン(オーストリア)は北口の日本記録67メートル38を上回る。「今後、試合と練習で普通に投げられるようにしたい」。27日開幕のDLファイナルにも臨む予定だが、来月19日に予選を迎える世界選手権の連覇へ残された時間は少ない。

続きを表示

この記事のフォト

「北口榛花」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2025年8月22日のニュース