17歳・中井亜美「ちょっとパニック」V シニアデビュー戦で得意の3A決めSP3位から逆転

[ 2025年8月13日 04:45 ]

フィギュアスケート・サマーカップ最終日 ( 2025年8月12日    滋賀・木下カンセーアイスアリーナ )

優勝した中井亜美(撮影・長久保 豊)
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 女子フリーは今季からシニアに本格参戦した17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)が129・18点をマークし、合計192・84点で優勝した。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、ショートプログラム(SP)3位から逆転で頂点に立った。2位に千葉百音(20=木下グループ)、3位に三原舞依(25=シスメックス)が入った。

 17歳の中井がシニアデビュー戦でミラノ・コルティナ五輪へと名乗りを上げた。SP3位から迎えたフリー。冒頭で得意のトリプルアクセルを鮮やかに決めると勢いに乗った。以降は回転不足などもありながらも次々とジャンプを着氷。逆転で優勝を飾り「実感が湧いていないというか、ちょっとパニックになっているけど…。率直にうれしい」と笑みを浮かべた。

 幾多の試練を乗り越えた。フリーは昨季の「シンデレラ」を継続する予定だったが、著作権の問題で申請の許可が下りず、急きょ変更を余儀なくされた。新たな曲に切り替えて宮本賢二氏の下で7月中旬に振り付けを行い、ジャンプを組み込んだのも2~3週間前。完成度は「65%ぐらい」だった。大会直前には、ぎっくり腰を発症。ぶっつけ本番でSPに臨んだ。

 その状況下で年上の実力者がそろった大会で頂点に立った。五輪代表3枠への距離感を問われると「少しは近づいたかなという感じ。毎回の試合で不安や緊張があると思うけど、それを乗り越えていって、その先に五輪があると思う」。腰の不安がなくなれば、トリプルアクセルはSPとフリーで計3本を跳ぶ予定。大技を持つ17歳が夢舞台へと挑戦する。(西海 康平)

 ◇中井 亜美(なかい・あみ)2008年(平20)4月27日生まれ、新潟県出身の17歳。浅田真央さんに憧れて5歳で競技を始め、中学から千葉県のMFアカデミーに練習拠点を移して中庭健介コーチらの指導を受ける。島田麻央(木下グループ)ら同学年には年齢制限でミラノ・コルティナ五輪に出場できない選手もいる中、7月1日の時点で17歳に達しているため今季からシニアの舞台で戦い、五輪も出場可能。趣味は音楽鑑賞。1メートル50。

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