【相撲インターハイ】埼玉栄は団体戦3位 雷親方の長男・垣添玄空が奮闘4戦全勝 年内にも角界入りか

[ 2025年8月11日 07:19 ]

<全国高校総体相撲競技>団体戦4戦全勝でチームに貢献した埼玉栄の中堅・垣添玄空
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 全国高等学校総合体育大会(インターハイ)相撲競技が10日、鳥取市のヤマタスポーツパーク鳥取県民体育館で開催された。大会最終日のこの日は、階級別の個人戦(80キロ未満、100キロ未満)と、団体予選を勝ち抜いた32校による決勝トーナメントが行われた。

 団体戦で史上最多11回の優勝回数を誇る埼玉栄は、準決勝で金沢市立工に1―4で敗れた。2年ぶりの優勝ならず、悔しい3位。その中で、中堅の垣添玄空(はるく、3年)が唯一4戦全勝と奮闘した。垣添は、大相撲の雷親方(元小結・垣添)の長男。母で女子相撲元日本代表の垣添栄美さんが会場で見守る中、初出場の大舞台で結果を出した。交代選手登録だったが、団体予選で不調だった奥田蒼真(3年)に代わって決勝トーナメントから中堅に抜てき。元大関・琴光喜の長男で個人戦8強の田宮愛喜(2年)や個人戦準優勝の永松慧悟(2年)ら下級生中心の構成となった5人の中で、唯一の3年生としてチームをけん引した。

 初戦は長崎鶴洋、2回戦は岡山理大附属に快勝。旭丘(神奈川)と対戦した準々決勝は、先鋒・田宮と二陣・末川敦喜(1年)が敗れて0―2の絶体絶命の場面で出番が回ってきた。相手は、全国大会個人戦8強の経験を持つ根上航平(3年)。何度も胸から当たって激しく動き回り、最後は右脚を飛ばして蹴返しで仕留めた。値千金の白星で流れを変え、副将・竹澤光(2年)、大将・永松も勝って逆転勝利を納めた。続く準決勝も0―2で中堅戦を迎え、垣添がまたも勝負強さを発揮。自身より体の小さな金沢市立工の中野匠毅(1年)を左四つ右上手で組み止め、上手投げで振ってからの浴びせ倒しで下した。この後副将の竹澤が敗れてチームの敗退は決まったが、金沢市立工を相手に一矢報いる白星となった。

 垣添が本格的に相撲を始めたのは高校入学後。入学前75キロだった体重は35キロ増え、現在は身長1メートル81、体重110キロの均整の取れた体格に。父の故郷・大分県宇佐市開催だった昨年のインターハイでは個人戦100キロ級に出場していた。今年はさらに実力をつけ、相撲を始めてわずか2年半ながら初めて団体戦のレギュラーとして出場。潜在能力と将来性の高さを見せた。将来は父が師匠を務める雷部屋に入門する予定で、早ければ高校卒業前の今年九州場所または来年初場所で初土俵を踏む可能性も。垣添玄空の今後に大きな注目が集まりそうだ。

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