【フィギュア】鍵山優真「原点回帰」をテーマに五輪の頂点目指す「銀の次は金しかないでしょう」

[ 2025年7月9日 15:10 ]

公開練習後に報道陣の取材に応じる鍵山
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 フィギュアスケート男子で北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が9日、愛知県豊田市の中京大豊田キャンパスアイスアリーナで練習を公開した。

 今季はSPで「I Wish」、フリーで「トゥーランドット」を演じる。SPの曲かけでは4回転―3回転の連続トーループ、4回転フリップ、トリプルアクセルを着氷。フリー「トゥーランドット」の曲かけは最終盤のコレオなどのみ滑った。

 「今はSPもフリーも凄く自信を持てて、自分のモチベーションにつながっている。音楽から伝わってくるものを凄く感じるし、その音楽に自分も負けないように、もっと表現を極めて。もちろんジャンプも高めていかないといけないし高い点数を評価してもらうためには必要になってくるけど、見ている方々の心を動かしていけるようなプログラムにしていけたら」

 4回転フリップや4回転ルッツなど、技術を追い求めた昨季。全日本選手権で優勝、世界選手権で銅メダルを獲得したが、ミスも目立った。世界選手権を終えてから父・正和コーチと話し合ったのが「本来の鍵山優真を取り戻していくためにはどう来シーズンを過ごしていくか」。その中で至った結論が「原点回帰」だった。
 「昨季は結果だけを求めちゃって、ロンバルディアからイリア(・マリニン)選手も一緒で、差を改めて感じて“追いつかなきゃ”となって。けっこう初戦の段階からフリップに挑戦して、なかなか決まらずに崩れて、プログラムの完成度自体が落ちてしまう試合が多かった。自分の本当にやりたいことを忘れてしまっている自分がいた。自分がどういうスケートをやりたいか、どう楽しみたいか。今はそこに戻って練習できているし、ジャンプも元に戻ってきた。凄く自信を持って取り組めている」

 シーズン序盤はフリーの4回転ジャンプをサルコーとトーループのみにし、そこにフリップを後から組み込んでいく予定。新しい技術以上に、本来の持ち味とするスケーティングスキルの高さや表現力の豊かさを前面に押し出していく。

 「4年前の自分は、スケート人生で最強の自分だったと感じている。もちろん銀メダルを獲れたのは満足のいくものだったけど、やっぱり銀の次は金しかないでしょうと思っているので。マリニン選手がいるので、目標を高く持ちすぎなんじゃないかと言う人もいるかもしれないけど、目標は高ければ高いほど自分を追い込めるモチベーションになるので。芯の部分はしっかりと持って過ごしていきたい」

 覚悟を持って五輪シーズンに臨む。

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