60位から史上最大の逆転劇見えた! 菅楓華が大会コース記録で6位急浮上「しっかりつかみ取りたい」

[ 2025年6月29日 04:00 ]

女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ 第3日 ( 2025年6月28日    千葉県 カメリアヒルズCC(6688ヤード、パー72) )

<アース・モンダミンカップ3日目>9番、ティーショット前に笑顔を見せる菅楓華(撮影・会津 智海)
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 60位から出たプロ2年目の菅楓華(20=ニトリ)がこの日最少、自己ベストで大会コース記録に並ぶ64をマークし、通算6アンダーで6位まで急浮上した。4日間大会で第2ラウンド終了時60位の選手が優勝すれば史上最大の逆転劇。最終日は4打差を追ってツアー初優勝を目指す。河本結(26=RICOH)が通算10アンダーで単独首位を守り、完全優勝に王手をかけた。

 菅は「裏街道」と呼ばれるインから出て、面白いように8バーディーを重ねた。難関の最終9番パー3では9メートルのバーディーパットを冷静にきっちり寄せた。「最後は狙いにいってはいけないパット。パーでいいと思って打った。(大会コース記録は)上がってきて知った」。ボギーなしの完璧なラウンドだった。

 初日67位と出遅れ、2日目も最終18番のバーディーでカットラインに潜り込んだ。「1打で予選を通過して、今日は解放感があった」と笑う。キャディーとは「バーディーを5つ取ろう」と目標を立ててスタート。13番で5メートルを沈めると14番では残り97ヤードの3打目を60センチにつけ、12メートルを流し込んだ15番まで3連続バーディーを重ねて勢いを増した。

 開幕2戦連続2位に入り序盤戦は優勝争いの常連だった。だが最近は調子を落とし、スイングに迷いが生まれていた。「弱気になりドライバーが悪かった。振り切ることを意識し、奇麗にフィニッシュを取ろうと決めたら凄く良くなった」。前週は同学年の入谷響がツアー初優勝。18番グリーンで盟友を祝福した菅は「頑張ろうという気持ちになった」と刺激を受けた。

 4日間大会の第2ラウンド終了時で最も低い順位からの優勝は91年宝インビテーショナルで33位からまくった森口祐子。60位からひっくり返せばツアー史上最大の逆転劇となる。「不思議な感じだけどチャンスが来たんだなと思う。しっかりつかみ取りたい」。ジェットコースターのような3日間。奇跡のストーリーは最終日、初優勝で完結させる。 (福永 稔彦)

 ◇菅 楓華(すが・ふうか)2005年(平17)5月17日生まれ、宮崎市出身の20歳。6歳の時、近所の公園に遊びに来ていた年上のお姉さんに誘われてゴルフを始めた。日章学園時代には3年時の23年全国高校選手権団体戦、九州選手権(個人戦)優勝。同年プロテストに一発合格。今季はQTランク20位で開幕を迎え第1回リランキングを1位で通過。1メートル68、64キロ。

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